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米国株投資家の未来は明るいか? アメリカは世界一の債権国🇺🇸

寅蔵です🐯

 

先日、ジム・ロジャーズの本を紹介しました。

彼はアメリカ株はほとんど持っていないことが記載されています。

リーマンショックや、トランプ大統領の勝利も予言した彼の目には、母国のアメリカはどのように映っているのか?

平易な文章で書かれているため、簡単に読破することができたが、私自身も、まだまだその内容をしっかり理解し、記憶できていないと自覚しています。

 

彼は、次はアジアの時代であるとの見通しから、シンガポールに移住。

もうアメリカの時代ではないと見ており、アジアへと目を向けています。

 

では米国株への投資は報われないのでしょうか?

答えはNoだと思います。

なぜならば、ジムロジャーズの投資スタイルが、日本で流行している米国株投資家とは本質的に異なるのが最たる理由です。

彼は、リーマンショック時もメキシコの破綻の時にも、空売りによって多大な利益を得ていることからわかるように、株の売買によるトレードを得意とする投資家です。

 

その点、シーゲル流の配当再投資とは抜本的に異なりますし、長期投資のバフェットとも異なります。

 

多くの米国株ブロガーの記事も多少なりとも拝見していて思うことは、米国株をもつことのデメリットを記載していないことだ。

名言しないが、どこかの銘柄が暴落するニュースで、その銘柄をもつ人を嘲笑する記事が多いのは誠に遺憾です。

これはある意味でのブロガーとしてのスタイルでしょうが、これは適切ではない。

暴落は、投資のチャンスになりうるので、チャンスがあるかどうかも同時に論じるべき。

ある意味で読者に「リスク」を煽っています。

常にブロガーのデメリットも把握しながら、真実を紹介するのが、特に影響力のあるブロガーにとっては重要な責任だと思っています。

 

「米国株は、みんなが投資しているし、バフェットも投資してるので、大丈夫」

そんな感覚を持っている人は少なくないでしょう。

 

しかし、バフェットも万能ではないですし、そもそも彼はもはや引退間際ですから、彼と同じリスクを許容すると思ってはいけません。

 

実際に、彼はアップル株を少しずつ手放しているという情報もあります。

これは、彼の銘柄選びは優れていますが、貿易摩擦などのファクターは予測できないことを示しています。

 

自分の投資は正しいかと自問自答しながら、不安を確信に変えていく作業が必要と思うため、今日はアメリカ経済のリスクについても紹介します。

 

ジム・ロジャーズの投資する視点の大きなポイントとして、その国の債務があります。

 その点で見ると、米国は有史以来最大の債務国です。

 

ひとつの企業をみるように、ひとつの国のお金について見る場合、他国からどれだけお金を借りているか重要です。

これを、「対外純資産」とよびます。

 

「他国からお金を借りている額」という切り口で見ると、アメリカはマイナス900兆円という抜きんでた世界一の借金国です(2017年)

 

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一方、アジアの諸国はお金を他国に貸しており、大きくみれば、西洋にアジアがお金を貸している構図となってます。

その一位は日本であり、対外純資産は300兆円以上です。

ヨーロッパでの数少ない例外はドイツであり、日本に次いで2位(200兆円以上)の対外純資産を持ちます。

それに続くのが、中国、香港、ノルウェー、そしてロシアなど。

 

 

ある意味で、アメリカにお金を貸しても、確実に返してもらえるという信用があったために、多くの国はアメリカにお金を貸してきました

 

逆に、毛沢東の時代の中国は世界から信用がなかったので、借金できず自力で経済を立て直すしかありませんでした。

 

民営化することや、不況を生き残ることで、企業は強くなる。

それは国についても同様です。

 

「外貨準備高」について見てみると、世界一位は中国で、その額は3兆2000万ドル以上です。

二位は日本で1兆2000万ドル。

しかし、これら二国も安泰ではなく、内政における借金が膨大であり、日本は900兆円近い国内債務を抱えており、それは年々、増え続けています。

社会保障費にかかる財源を確保するために、消費税を増税することが進められているし、国民の多くも、望みはしないが仕方ない、という状況です。 

 

 

米国の対外純負債の増え方は異常なほどです。

 

これは、何を意味しているか?

ここでの負債とは、ドルを買う人が多くなることで、アメリカ外にドルが流出していることを意味しています。

 

米国の対外純負債がこれほど急激に増えているということは、逆に、海外から多くの資本が流入しているということです

これは、ドルが基軸通貨であることを考えても自然な流れです。

もっと具体的に言えば、我々を含めた世界中の投資家が米国株を買っていることを示しており、そしてそれによって今の米国の株高がもたらされています。

 

株価が上がるので、さらに海外からの資本の流れが加速し、だからまた対外純負債が増えるのです。

 

 但し、こうした海外から流入してくる資本は、投資先の手段でしかないため、何かイベントが起きると資本が逆流する可能性が大きいです。

 

 このように国際的なマネーの不均衡が拡大すると、金融危機などのパニックが起きる可能性が大きくなるというリスキーな状態が、今の米国株市場の姿です。

 

 

景気が後退する、という人もいれば、これからまだしばらく好況が続く、という人もいます。

どちらも根拠があるために、どちらも鵜呑みにはできません。

しかし、一つ言えることは、米国市場は世界中からのマネーの流入によってもたらされる株高であるため、政治的なイベント次第で暴落することを意味しています。

 

着実な投資をするために、全力で米国株にのみ投資をするリスクを知った上で、大きく下がった時にのみ投資するスタイルが正しいのかもしれません。

 

ありがとうございました🐯

 

 

 

 

 

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