ベネズエラの原油が市場の暴落を招くのかい
寅蔵です🐯
私は未熟なブロガーである。何事、チャレンジしてみる性分なので、机上の空論ではなく実体験から物事の本質をつかんでいる。そのため、ブログも「まずは一ヶ月」と思って始めてみた。
始めて見てわかったことがある。それは、思ったよりも、アウトプットすることによって理解が深まり、またインプットする際にもモチベーションが各段にあがったということだ。その弊害でもないんだが、仕事への興味と情熱を失いつつある・・・。
それはきっと、冬の寒さのせいか、君の横顔が綺麗だからか、毎朝のケロッグコーンフロストをチョコクリスピーに変えたからか。
今朝も冬空が綺麗だった。そんな気まぐれな寅蔵に少しずつ変化が訪れているようだ。これといったブログ論もなしにスタートしたため、最初から見てみるとずいぶんと変化してきた。そしてその変化は自分にとってとても面白かったし、それを応援してくれたのは、たくさんの星をくれたはてな読者のみなさんのおかげだった。
人は自分の力ではなく、環境によって大きくその行動が規定されてしまうが、まさにみなさんの応援がなければ私もすっかりやめてしまったと思う。ほんの少しでも、ほんの一部の人にでも、何か心に笑いや励みが生まれたならば、このブログの存在価値はある。
しかし、もっとも強力な継続へのモチベーションは、はてなブログからの勝手な自動更新だ。続けるともなんとも思っていなかったが、勝手に「一ヶ月更新しといたよ」といって請求書を送りつけてくる作戦には、驚きとともに感心した。こうして多くのブロガーから搾取していくのだろう(ドメインを取得したことでのGMOからのメールの頻度はもはや異常としか思えない頻度で私の集中を紛らわせている・・・。)
そうした自然な変化は、諸行無常であることから、時代ととも変わりいくことが本質的に必要なことだと思う。
それは、人間社会における国家の成熟のおいても発展するために必要なプロセスがあり、その自然の流れに抗うことには、多くの弊害や悲劇が生まれる。
中南米のベネズエラは、いわゆる軍人による政治が行われている独裁国家だ。
その国そのものが、米中露の三国の争いの「手段」になってしまっている。そもそもの大量の移民がアメリカに歩いて渡ってきている原因とも言えるのが、こうした国家の政治不安がある。己の祖国を捨てて、遠いアメリカに生きる道を求めて移動するキャラバンが話題となっていた。しかし、アメリカでは壁の建設によってこうした移民を受け入れようとしない。それは、アメリカ人の雇用が移民によって奪われ、治安を乱されているからだ、という。
世界は今、再び資本主義と社会主義の2つに分断されつつある。日本を含む欧米諸国と、中国ロシアの巨大2大国だ。中国とロシアは、21世紀においてもなお帝国主義の牙を剥き、己の支配する領域を経済と軍事の双方からはたらきかけている。その動きは、国民の総意というものではなく、独裁者による権力への飽くなき志向でしかない。国際社会からの賛同は得られないだろう。
中南米の国ベネズエラは、世界一の原油埋蔵量を誇る。その資源を元に、中国やロシアからの貸付を得てきた。これまでに中国は、約500億ドル以上をベネズエラに貸し付けている。その他にも、ボリビアではリチウムが採れるなど、中南米の豊富な鉱物資源を得るのが狙いだ。
アメリカのトランプ政権は、自らの不利益も被りながら、ベネズエラからの原油取引を中止した。アメリカ一国主義を唱えるトランプ大統領にどこまで訴求力があるか疑問であるが、その影響力たるや依然として世界一であるから、こうした流れは世界各国が協調を進めていくだろう。 最近では、イランとの金融取引を世界中で遮断されることで、イランを世界から孤立させたことが記憶に新しいし、その約束をこっそり破った中国への本気の制裁が米中貿易摩擦の発端でもあった。ああいう外交上の強さって、日本にはできない。私? そりゃもちろん、できない。
世界は一つにつながっている。世界経済は、自国の問題以外のことに大きく影響を受ける。
中国では、経済成長のピークアウトが見られる。人口の増加も2029年頃から減少に転じていく。米中貿易摩擦と同様に、中国が貸し付けた大金をベネズエラから回収できないように、アメリカは強く働きかけていくだろう。
ロシアとは、INF協定の離脱を表明し、露骨な敵対姿勢が市場に緊張感を与えている。
これらの国際ニュースが示すことは、株価の上昇ではなく、暴落の前触れであると見たほうがいいだろう。
そうした市場の変化の前触れを知らせるのは、キャタピラーのような銘柄だと言われており、また原油価格に影響を受けるのはエクソンモービルだから、焦って買い増すことはしない方がいいだろう。寅蔵も虎視眈々と少ないマネーの投資先を伺っているところだ。
米国内における経済指標に依存した景況感に惑わされてはいけない。決して天からの声が聞こえたとしても、その銘柄は買ってはいけないし、簡単に銘柄を替えることもお勧めできない。許されているのは、チョコクリスピーをチョコワに変えるくらいの変更だろう。どちらも朝にはお勧めだ。バナナを入れるとチョコバナナになる。まるで魔法みたいだ。
静寂の中に身を置きながら、来たる変化のサインを見逃さずに、投資家は激動の時代を生き抜いていかねばならないのかもしれない。
そうして今日も寅蔵は、ミッフィーちゃんの容器に冷たい牛乳を注ぐのであった。