経済の血液 原油で世界は繋がっている🌍
寅蔵です🐯
世間ではたくさんのニュースが報じられていますが、世論操作を避ける意向も手伝って、事実のみを報じられています。
(何を報じるか、という時点で既に情報は偏ってしまいますが。。。😅)
大切なことは、情報を基にした行動です。一つのニュースが何を意味しているか、そしてそれを受けてどういう行動を取れば良いかについて判断できないならば、いたずらに情報を聞き流してしまいます。
時にはチャンスを失いますし、時には準備を逃します。
そうならないためにも、このニュースは何を意味しているか考えていかなければなりません。
投資家や世間一般の人達に、今、最も影響を与えていることの一つは、近々の決算を見ても分かる通り、米中の貿易摩擦と、それに伴う為替の影響です。
しかし今回は、原油について貿論理的に考察してみたいと思います。
株式投資の必要性に、インフレ対策があります。
最近は、物流コストの上昇から、アイスやジュースなどの値上げが報道されていましたね。なぜ今なのか、というと、増税前のタイミングとして、4月しかない、ということがその一つの理由でした。
仮に、うどんの値段が上がったというニュースが報じられたとします。
これだけでは、その原因についてはほとんど不明です。
原因が何かを考えて、ニュースに触れます。
うどんは食料品ですが、お米🌾と違って田んぼで育てて収穫された作物ではなく、何かの原料から作られています。
それは小麦です。
小麦は、農家👨🌾の方が作っていますね。
つまり、うどんは農家による小麦に依存します(or 影響をうける)。
実は、うどんと原油価格には相関があります。
今日、ガソリンが13週ぶりに値上がりしたことが報じられました。これは、円安の進行で、石油を売っている会社が卸している価格を上げたことが原因です。
これが農家にどうのように影響するでしょうか。
農家は、当然、利益になる作物を作りたいです。
原油価格が上がったことによって、原油を使った工業製品の値段が上がります。
ここで農家は、原油に代わる新しいエネルギー源として、トウモロコシの需要を知ります。
すると農家では、小麦の代わりに食料油の原料としてのトウモロコシを作るようになります。
その結果、小麦を作る量は減ってしまいます。
そして、小麦の価値が上がりますので、小麦が高くなり、材料費の高騰によってうどんも高く提供しなければ、うどん屋さんの経営が成立しなくなります😭
どれが原因か結果かは難しいですが、重要なことは、このようにモノは様々なことで繋がっているということです。
そしてそれが世界レベルで行われているのが貿易です。
先日のキャタピラーの決算においても、、原油価格に影響を受けることを書きましたが、こうした食料品一つにも、原油価格は影響します。
では、次にプリンの値段🍮が上がったとします。
何故、プリンの値段がと考える際に、プリンは、たまごが材料の一つにあることをイメージします。
この卵は、ニワトリ🐔から生まれます。
ソのニワトリ🐔のエサにも、実は上述のトウモロコシを使っています。
(汎用性の高い商品であるが故に、トウモロコシの価値もあるということ)
つまり、
原油価格が上がる
➡︎代わりにトウモロコシを原料にする機運が増す
➡︎トウモロコシの需要が増える
➡︎トウモロコシの値段が上がる
➡︎トウモロコシを食べてる🐔の飼育費も上がる
➡︎その分を商品に上乗せすると、卵🍳も値上がりします。
有限なエネルギーとしての原油は、二酸化炭素排出による温暖化、という問題は、実に20年近く前から指摘され続けてきました。
それを受けて、原子力発電や自然エネルギーなども開発されてきました。
しかし、原油は、火力発電による電気の供給だけでなく、こうした工業活動の動力源として、食料品の生産や物流にまで広く使われています。
まさに経済活動の血液のような存在です。
そうした事実を知っておくと、現在、クルマ業界における水素車、電気自動車など🚗が普及すること、そしてヨーロッパでは排気ガス削減に向けて近くガソリン車が廃止されるニュースを見て、原油への依存度が下がることが予想されます。
だからと言って、
👽「よっしゃー、じゃあ原油は将来、誰も使わなくなるから、エクソンモービルもクソだし、原油を燃料としたキャタピラーなどの重機の株もクソだ!!!!
そういえば、マイクロプラスチックとかなんとか問題になってるな・・・。
うん、じゃあ全部売るべきだああああ!!
ニュースで時代を読むうううう!!!
逆に、電気自動車はめっちゃ流行るから、よくわからないけど、テスラ買いまくるうううう🚕!!!!」
・・・というのは、実は論理的には正しそうですが、ちょっと危ない思考です😅
現在、原油で動いている製品これら全てを電気で賄う社会へシフトするには、時間もコストもかかりすぎます。
設備投資によって、その企業が収益が回収できるまでに、どれくらいの時間がかかるのか、そうした設備投資によって企業の成長が阻害されてしまうことを、シーゲル教授は教えてくれています。
結論から言うと、今後も原油の需要はなくなりません。
👽💦「マジ? なんで、なんで???」
その最たる理由の一つは、まだめっちゃある、というのが現実です。
あって、使えるのであれば、じゃんじゃん掘って売るでしょう。
だから、アメリカ🇺🇸、ロシア🇷🇺、中国🇨🇳が、内政に干渉しています。
地政学上も、アメリカのすぐ近くですから、中国🇨🇳とロシア🇷🇺は多額のお金を注入しているわけです。
日本ではあまり大きく報じられていません(?)が、アメリカとしては、キューバ危機の再来かということで、喫緊なことなのです。
一つ一つは断片的でも、色々なところで繋がっている世界経済です。
世界の平和(戦争)も、繋がっているということですね。
その意味で、僕らは日本人として日本がよくなるように動けば、世界にとっても少しプラスになると信じて、何かを頑張りたいです。
ありがとうございました🐯