おすすめ本:「お金の流れで読む日本と世界の未来」ジム・ロジャーズ著
寅蔵です🐯
様々なニュースが毎日、飛び交っていますが、それらは最新の情報でありながらも断片的です。
その情報を聞いて、今後の未来を予想し、どのような投資判断をするかが重要になってきます。
しかし、これだけ情報へのアクセスについて容易な時代においても、多くの投資家の成績に違いがあるとすれば、それは投資判断の違いに他なりません。
すなわち、多くの情報にどれだけ触れていても、そこから正しい判断がなされない限り不毛であり、知らなくても同様ということになります。
世界の三大投資家と言われるのは、言わずと知れたウオーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、そして本書の著者であるジム・ロジャーズです。
本日は、
「お金の流れで読む日本と世界の未来」〜世界的投資家は予見する〜
を紹介します。
かつて、ヘッジファンドの帝王と呼ばれた彼が、現代の状況をどのように分析しているのか、そして大の日本好きである彼が見た日本の姿と取るべき政策については、日本人であれば是非、知っておいた方がいいと思えます。
例えば、本ブログではワンタップバイの米国株の配当再投資戦略を推奨しています。それが一番、ビギナーにとって敷居の低い投資方法だからです。
しかし、それがベストだとは私も思っていません。少額からの投資という制限があるために、ワンタップバイをまずおすすめしていますが、本当に重要なことは、投資を実践すること、そしてどんな銘柄が優れているか実感すること、そしていつ投資するのかという3点です。
しかし、ワンタップバイで買えない超優良銘柄もありますし、新興国もフロンティアですから、まだまだチャンスが眠っています。
本書を読んで、さすがと思ったことは、東日本大震災の時に日本株に投資するという判断です。
「日本という勤勉で優秀な国民ならば、速やかな復興を遂げるだろう」という大の日本好きの彼ならではの投資判断のもと、ジム・ロジャーズはここで大きく日本株に投資することで、少なからぬ利益を得ています。
当時の我々には、当事者であることも含めて、そういった発想はなかったのではないでしょうか?
実際に、震災後には仙台の地価がバブルのように高騰していると地元の方から伺いました。投資家は常に、事実をビジネスチャンスとして捉える視点が必要だと学びました。
本書では、彼の投資家としての未来の予想を、重要なデータから見通してる点に価値があると感じました。
このデータを頭にインプットしながら、大局的な視点でもって毎日のニュースを聞くことで、そのニュースが意味する情報が多く得られるでしょう。
これらのデータは、おそらくアクセス自体は可能だが、多くの人が重要と認識していない、つまり価値を見出すことができてないのでしょう。
かなり重要な知見であるにもかかわらず、まずもって読みやすいという点も評価に値します。楽天ブックでも4.25と高評価でした。
一読の価値ありです🐯
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