👨買ってナンボ👱 アメリカ人の強気な消費と米中貿易摩擦🇺🇸🇨🇳
寅蔵です🐯
前回、若返りの秘訣に、「食べないこと」をあげました。
事実として、東日本大震災で被災された方の中に、被災地で少ない食事が続いたために、様々な病気が治ったという話が多く聞かれました。つまり、食べ過ぎ飲み過ぎで病気になっていることが多いんです。
こんな話を知っているでしょうか? 以下、ネット上で探していたらヒットしたので、そのまま掲載します。
以下は、アメリカ科学雑誌の「Science」誌に掲載された有名な写真です。
AとB、CとDは同じサルの写真です。
ここでAとCの写真を見比べてください。
Cのほうが若く見えませんか?
しかし、この2匹のサルは同い年(20歳)です。
この差はどこから生まれたのでしょうか?
実は、理由は単純なこと。
片方には好きなだけえさを与え、
もう一方には前者の8割程度のえさを継続して与え続けます。
そして2匹が20歳になったときの写真がこれ。
サルの20歳というと、人間では大体60歳くらいだと考えればいいと思います。
どちらがどちらかは、もうおわかりですね。
AとBは好きなだけえさを食べたサル、
CとDが食事制限をしたサルです。
この写真から「食べすぎ」が老化を早めてしまうことがおわかりいただけますね。
確かに、ヨガで瞑想されている方はガリガリの人が多いですし、仏教でも悟りを開くために精進料理のみを口にしますが、食事と知恵ということの相関はかなり昔から分かっていたようです。
このあたりの知識は、以下の本で紹介されていましたので、詳しくはそちらを参照してみてください。
ヨガでは、
「愚者は胃を満たし、賢者は知恵を満たす」
という言葉があるようです。
少食によって、
①若返り(病が減る)、
②頭が冴える(余計な睡魔にも襲われない)、
③お金(食費)も時間(食事の時間)もかからない
という3つのメリットが得られます。
また、こうした食事をあげたあげないの比較を、人間でも一卵性双生児(遺伝的にほぼ同一)の双子を使って、喫煙をしたしないで比較した実験もされています。
参考までに。
この他にもいくつかアップされていましたが、あまり差はなさそうでしたw
喫煙以外にも様々なファクターがあるので、一概にヒトではこうした実験はわかりにくいのが現実です。
でも、少食などもやりすぎることは推奨しません(^_^;)
どんなことも、
何のために生きるか、
どう生きるか、
そこが一番大切だと思います。
「過ぎたるは、及ばざるが如し」、です。
だんだんこの前説が長くなってきたし、それがメインと思われているのかもしれませんが、いちサイエンティストの強みとして、サイエンスの割と有益になりそうな情報を還元できればとも思うようになりました(ブツブツ・・・)。
さて、
今日は、世界をかき乱している🌍米中貿易摩擦について、紹介していきます🇺🇸🇨🇳
2017年における世界の好景気をリードしてきたのは、アメリカ人の積極的な消費でした👨👱⤴️⤴️
買うことが好きな国民性であり、車や家などを買うことは、それを担保にしてお金を借りる(融資を受ける)発想が一般的であり、それがリーマンショックを引き起こした温床にもなっていたわけですが(^_^;)
そのため、アメリカは海外からもどんどん輸入していきます。2017年のアメリカの輸入額は、2兆3429億ドルであり、前年比で7%も増えました。貿易赤字は、7692億ドルであり、2008年以来の大きさになりました。
めちゃくちゃ買うのはいいけど、その分、売って儲けなければ、当然赤字になりますね。貿易赤字の約半分を占めるのが、対中国の3752億ドルです。
中国側からすれば、儲けた形になっています。アメリカ側からすると、赤字だと嫌なわけです。つまり、こういう感じです。
🇺🇸「スネ夫ー。いいの持ってるじゃねえか、 俺は欲しいものは何でも手に入れるんだ。安く売れよ。」
🇨🇳「ジャ・・ジャイアン。でもこれはママから買ってもらったんだ。お金払ってくれたら売ってあげるよ。」
🇺🇸「そんなの当然だろ? 俺たちは友達じゃないか〜」
🇨🇳「あ・・・ありがとう! 僕もジャイアンから買うよ」
🇺🇸「そうか、そうか!どんどん買ってくれ!俺の作ったものはどれいいものばかりだぞ!」
🇨🇳「そうだね! じゃあこれだけ買おうかな・・・。」
🇺🇸「それだけか? おい、スネ夫、俺はこんなに買ってやってるんだから、お前ももっと買えよ!」
🇨🇳「え・・・でも他にも色々なところから買ってるし・・・もういいよ・・」
🇺🇸「な〜〜に〜〜〜!? スネ夫のくせに生意気だ〜!もうお前から買うと損するから、お前から誰も買わないように関税かけてやる!」
🇨🇳「え・・そんなの困るよ・・・。僕もバカにされて黙ってたらパパに怒られちゃう。僕も関税かけなきゃ・・・。」
パワーバランスが正しくありませんが、だいたいこんなロジックでしょうw。
アメリカ人の購買意欲に到達できないくらいしか中国は結果として買っていませでした。別に中国が悪いっていうわけじゃないんですが、アメリカとしては、
・貿易赤字を減らしたい😢
・中国がアメリカを抜くことは許せん😡
・中間選挙あるし、アピールするぞお😤!
という思惑にあります。でも、普通にそんなことをしたら、中国は
「ごめんね。僕がもっと買えばいいんだよね。」
って自虐するわけもなく、
🇨🇳「は〜? マジ意味わかんねーし (´・Д・)」」
という態度を取らざるを得ないでしょう。そりゃ、国の代表が弱腰では国民にも示しがつきませんからね。簡単に予想できるリアクションです。
2018年の3月22日には、中国に対して、最大で1300品目、600億ドル相当の輸入に関税をかける事を発表しました。
そして、続けざまに、23日には、鉄鋼に25%、アルミに10%の関税をかける事を発表した。これには、日本も含まれました。
つまり、日本もばっちりを関税を受けているわけです。
🇯🇵「いやそりゃないぜ、とっつあ〜ん😅」
と米国株の下落に連動して下がる日本株に、ルパンばりに嘆くわけです😭
でも中国としては、民間債務が激ヤバな状態であることを以前の記事でも書きましたが、抜き差しならない状態ですから、
🇨🇳「とはいえ、キツいっす! 早くこの無意味な関税かけっこヤメたいっす!」
という状況なため、2018年末には、電話会議でトランプ大統領と習近平主席は、
🇺🇸「そろそろやめうぜ🤗 俺が悪かったよ、友よ〜(ていうかアメリカの景気も悪くなっちゃうウ♫)」
🇨🇳「うん、そだねー。また買ってねー😃♫(助かったぜ(゚o゚;;)」
と、収束に向けて合意できたわけです。
中国は、「中国製造2025」という政策をを打ち出しており、「北斗」やファーウェイについて記載した通り、ハイテク分野で世界を圧巻しようとしています。
しかし、それはアメリカも同じ狙いで、5G技術で世界をリードする中国にハイテク分野での覇権をとられれば、NO.1国家の座を取られてしまうと考えたのではないかと思います。
実際、アメリカが関税をかけたものは、中国がこれから力を注いでいこうとしている物が多く含まれています。したがって、中国を妨害するための関税だったのではと考えられます。
ファーウェイ幹部の逮捕も、タイミングが良すぎます。トランプ大統領は、露骨すぎる政策が分かりやすいので、歴史の闇に消えることより暴露するリスクも大きいのではないかと思っています。
諸刃の剣ですが、そういうカードを切ったアメリカです。
今後も、こうした中国を妨害する動きは見られるでしょう。しかし、IT巨人への課税で紹介したデジタル課税については、中国とアメリカは利害が一致しそうです。
アメリカ、中国、ヨーロッパなど、複雑な利害の絡み合いが、今後の展開の鍵を握っていくでしょう。
ありがとうございました🐯