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日本の電力はどうなる? 〜世界は再生可能エネルギーへ〜

寅蔵です🐯

 

現在、ベネズエラにまつわる話題が上がっていますが、言わずと知れた、世界一の石油埋蔵量であることで、中国とロシアが多額の支援をしてきています。

現代ではまだまだ石油を利用する国が大半であり、再生可能エネルギーによる安定な電力の供給は困難な状況です。しかし、近年の異常気象などもあり、世界中で地球温暖化対策としての再生可能エネルギーへ軸足をシフトし始めています。

 

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 金融機関や投資家は、環境に配慮した企業を選んで投資する「ESG投資」の取り組みを強めています。その規模は、なんと世界の投資規模の25%に相当する2,500兆円にも上ると考えられています。

これは、資金を調達し、投資に回す日本の総合商社にとって無視できない状況であり、そのため、石炭関連事業への見直しが進んでいます。

 

国内では、火力発電を中心に、石炭への依存度が高く、安定した供給をどうやって実現するかが課題になってきます。伊藤忠では、火力発電に使われる「燃料炭」の権益を新たに取得しない方針です。コロンビアやオーストラリアでおこなっている石炭の鉱山開発は継続するが、新規投資は凍結になりました。

三井物産三菱商事は、それぞれオーストラリアに保有する燃料炭の権益を売却すると2018年末に発表しました。丸紅は、2030年までに、原発3基分にも相当する石炭火力を半減させる方針です。

 

そうなると、国内の電力は安定的に供給できるのでしょうか?

国内では、発電量全体の約3割が石炭に依存しています。総合商社は、継続して資源会社からの輸入を続ける方針ですが、こうした資源調達ビジネスは、国際情勢の影響を強く受けます。

もし、こうした権益が中国企業に取得されてしまった場合、調達が難しくなることを懸念して、三菱商事が手放すオーストラリアでの権益は、住友商事が取得する見込みになっています。

  

ではなぜ、日本は火力発電がメインなのか?

石炭を火力発電に使った場合、他のエネルギー源と比べたコストが安い

さらに、日本は、石炭をクリーンに、かつ、効率よく利用できる世界トップクラスの技術をもつためです。

 

例えば、電源開発磯子火力発電所横浜市)は、世界最高の発電効率を誇ります。また、石炭をガス化しタービンを回し、蒸気タービンを併用する複合発電技術により、高効率化が可能です。

さらに、燃料電池をも組み合わせた石炭ガス化燃料電池発電の実証設備が広島県において建設中であるなど、発電効率を更にあげる努力をしています。

こうした取り組みは、そのまま地方創生となっており、それぞれの地域がその特色を活かしつつ、電力の開発や利用を含め地方の活性化にもつながります。

 

震災後、日本で太陽光発電が普及していきました。原発をなくすのもよいです。しかし、電気代が高くなること、原発に代わる発電をどうするのかを国民は選ばなければなりません。

 

石炭は、経済性、供給安定性において優れたエネルギー源であり、これからもアジアを中心にその利用量は増大せざるを得ません。中国では、大気汚染が深刻な問題です。

世界には、発電の技術が未熟であったり、電気の供給を受けられない地域も多い。PM2.5が日本にまで流されてきていることを考えると、対岸の火事というわけにもいかないのです。

 

日本の技術を海外で利用してもらうことが、地球全体のCO2削減に繋がるでしょう。

もちろん、将来的には、CO2を全く排出しない水素燃料に移行するなど、化石燃料に頼らない社会の実現が理想です。しかし、当面は日本でも石炭は重要な電源としての役割を担うことが予想されます。

 

それだけに、石炭による価格変動の影響で経済が減速しないか注意しなければいけません。

 

ありがとうございました🐯